飛びだすチカラ 自分を知り、社会を知り、仕事を知って、ハッピーな人生を 関西学院大学 法学部教授 冨田宏治さん

関西学院大学 法学部教授 冨田宏治さん

マイコネクトで先輩から後輩に縦のネットワークを

—生の先輩を見る!? 学生同士の間においてはどう思われますか?

学生間のネットワークでは、先輩から後輩へ縦のネットワークにすることが大事。

関学キャリアセンターで意識しているのは、今4回生から3回生へのネットワークしかないから、それを2回生、1回生にもつなげないとね。4回生、3回生、2回生、1回生が順繰りに育っていくようなね。更にそのうえにOBを…、そういうのをつなげたら凄くいいよねって話をしています。先輩から後輩に「これ失敗だったな、俺のような1回生の生活を送るなよ!!」とか、ちょっと気づいたときに、こうしておけば良かったと思っているわけだから。偉そうに言うのではなく率直に伝えられるような関係ができると凄く価値がある。

大学生時代は、先輩がロールモデルで、自分が目標にしている先輩となりたくないと思う先輩がいて、その中で自分が何をやりたいかが、なんとなく分かっている気がするんだよね。そこに更にOBがいて、就職して3年目の先輩に、いろいろ転職を考え始める時期に「実際どう?」と聞いたり、10年後ぐらいの先輩が、「10年経つとこうなるぞ、俺の轍を踏まないように」と言ったり、最後は社長になったような人も含めて、何に喜びや価値を感じながら仕事に打ち込んできたか話をしてもらう。その中で学生時代にこうしておけば良かったと率直に言ってもらうのが大事なことで…、「恋をしろ」とかも含めて。先輩が後輩に教えを垂れるのがいいんだよねえ。そんなことを伝えるような場があってもいいような気がするよね。多分ちゃんと仕事をしている人は、学生時代に勉強だけしていればよかったという人はいないはず。

そういうコミュニティーを意識的に作れたらいいなと。きれいごとだけではないと思うんだよね。きれいごとで交流しても意味がないので。成功も失敗も含めてそういうのが次々と伝わっていける。そういう関係ができると、マイコネクトも凄く貴重な場になるんじゃないかな…。

—読者にメッセージをお願いします。

「学生生活を豊かにしようぜ‼」ということですね。それはチャレンジすること、いろいろな本を読むこと、旅に出ること。とにかく豊かな学生生活を送ってほしいな。

大学時代はなんだかんだ言っても、自由に使える時間がいっぱいある人生の中で最期の時期だから、活かさないのはもったいないよ。それから先輩達は自分の成功も失敗も少しでもいいから後輩に伝えようよ。

本当に身近な目の前の先輩に言われることが一番リアルだし、嘘もないし、そういう文化を創って欲しいです。

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